エコールKOBEでは初めてになる「成人お祝いの会」ですが、1年生が準備し企画・運営をしてくれました。会場の多目的室には手作りの看板とお花がいっぱい飾られて華やかな雰囲気になりました。
正装した2年生が拍手に迎えられ入場。学園長からの挨拶で「エコールの学生は2年間の間に成人式を迎えます。今日はみんなでお祝いし、これからの人生への決意を聞く会です。」「成人になるということで何がどう変わるのか?大人扱いになり、権利が保障される代わりに自分の行動に責任を持つことになります。」「20代は失敗が許される時代、やり直せる時代」といった話がありました。
その後、成人を迎えた1人ひとりの思い出の写真1枚が映し出されて、それぞれの写真の思い出とお母さんからのメッセージが読み上げられました。学生からは「責任を持てる人間になりたい」「早く就職したい」「人に優しく、仕事を頑張れる人になりたい」「みんなから信頼される人になりたい」「もっと優しくなりたい」・・・といった決意が自分の言葉で語られました。
2年生の先生たちの20歳の頃の写真も映され、メッセージが伝えられました(大いに盛り上がりました)。1年生からの歌、嵐の「ふるさと」があり、2年生も「ありがとう」を歌いました。最後に1年生からプレゼントとして誕生日新聞とメッセージカードが渡されました。こんな心あたたまる会がエコールKOBEの伝統的な行事として定着していけばいいなと思います。
お祝いの会の後は写真撮影をし、大丸25階の「たかくら」で昼食会を開きました。新長田で一番のロケーションを見ながら社長の乾杯の音頭で始まりました。お母さんたちも参加で楽しく会が進行し、学生たちが「友達へのメッセージ」という形で一言ずつ話もしてもらいました。
2年間一緒に歩んできた仲間への想いが伝わり「色々もめ事もあったけど、今ではいい思い出」という言葉に代表されるように一緒に成人式を迎えた喜びを感じることができました。


2日目の全体会では、県福祉局長柏さんのごあいさつ、田中会長の基調報告につづいて学園長が記念講演をしました。
2日目の午後、青年たちは10の講座に分かれてのオープンカレッジ・青年フォーラムに参加しました。日頃お世話になっている外部講師の方を中心に10の講座が開設できたことも良かったですが、参加した青年たちがそれぞれに活動を楽しみいい思い出を作ることができました。
集会の初めに公開講義としてサッカー部の活動を見ていただきました。吉川先生の指導の下で、23人のサッカー部員が生き生きと楽しく活動する姿は、見学者に多くのことを提供し、のちの講義研究会での活発な話し合いにつながりました。
1日目の青年交流会では、全国の「専攻科」や「福祉事業型専攻科」「学びの作業所」などの青年が一堂に会して交流しました。全国から10の学園、事業所、団体がそれぞれのカラーを発揮して堂々と発表する姿は、参加者に元気と学びの場の大切さを改めて感じさせられました。エコールKOBEの学生実行委員会が運営の主体になったのもよかったです。
夕食交流会は神戸、長田のグルメを取り揃えてのもてなしになりました。ボランティアの皆さんの協力で、たくさんの食材を準備して盛り付けていただきました。各テーブルごとに参加者の会話と交流の輪が広がりました。地元のおいしい食べ物を予約しての準備は大変でしたが、参加者からは大変好評で「おいしくて楽しくてあっという間の2時間」「いろんなジャンルの食べ物に大満足」といった感想をいただきました。第1部のお母さんたちによるハンドベルの演奏、学生の学園歌も全国の参加者に大きなアピールになりました。

初日の学年活動では、1年生はサツマイモ掘りを2年生は近くの滝を見る散策にでかけました。
2日目の朝、少し早く準備して8時には出発しました。天気もよく秋の景色を楽しみながらの登山で、高丸山の山頂に全員が登頂でき万歳をしました。下山は下りが苦手の人もいましたが、無事に登山にチャレンジできました。
4回目を迎えた「WAPふれあいまつり」は1日の日程でハートフルプラザで開催。エコールKOBEも昨年から参加し2回目になります。今回は何といっても1年生が演じる「えこーる新喜劇」と「河島姉妹によるスペシャルライブ&トーク」というイベントを2つ企画したことが大きな魅力になりました。全体で約400名の参加となり、大成功でした。


学生の実行委員会を中心に、エコールの販売(鉄人Tシャツ、選択講義で作った作品など)、喫茶、エコールの講義や作品を紹介する展示などの活動にもがんばりました。Tシャツは全部で47枚、ハーブ石けんが43個、はがき25枚、レザークラフト作品(コースター、キーホルダー、お皿)が全体で24個、喫茶は167杯が売れるなど、かなりの売り上げになりました。元気に声を出して売り、お客様にきちんと挨拶する姿に成長ぶりを感じました。
9月29日に第4回WAPふれあいまつりをトヨタハートフルプラザで開催します。
2年生は進路に向けてほとんどの学生が7月、8月と体験実習に取り組みました。それぞれに良い体験になり、中には進路先として決定した人もいます。昨年来お願いしていました人材支援センターでの実習も受け入れ体制を作っていただき実現しました。夏休みの子供向け教室の受付や補助的な作業、花壇の水やり、事務補助の仕事などをさせていただきました。学生たちのがんばりもすごく評価していただき、これからも体験実習という形で継続していければと考えています。
8月28日に昨年に引き続き須磨の海に海水浴に行きました。水族園の西海岸で海の家を選び、さっそく入水。みんな大喜びで浜辺で歓声を上げて楽しみました。少し沖合まで泳ぐ学生もいれば、波と遊ぶ学生、海の家でゆっくりする学生とそれぞれに夏の海を楽しみました。お昼は海の家で自分で注文して食事をしました。最後は砂に埋もれた宝の金貨を「金属探知機」で探すというゲームを楽しんで終わりました。友だちと行く海水浴はいい思い出になる体験でした。