入学してすぐの野外活動は1・2年生合同で総合運動公園です。学年単位で地下鉄を利用しての外出は初めてです。総合運動公園では学年で散策コースを分かれて歩き、桜の花や長い滑り台を楽しんでから、昼食時間に1・2年生が合流して一緒に食べました。菜の花がきれいに咲いてさわやかな風が吹く中で和やかにお弁当を楽しみました。午後は昨年と同じく｢宝さがし｣ゲームを楽しみ、賞品の｢うまい棒｣を手にしました。
地域人材支援センターを使用しての調理実習がさっそくスタートしました。初めての1年生もまずは｢何を作りたいか？｣の話し合いから始めました。初めてということや時間的な制約を伝え、班を決め、焼きそば班とそばめしの班に分かれました。2年生のほうは｢2人で作ろう！｣ということで、お好み焼き、広島焼き、焼うどん、焼き肉丼などに決まりました。
1年生は人材支援センターの使用が初めてでしたが、係を決めて準備や片づけまでしっかりできました。これからは友達との話し合いや調理に至るまでのレシピ確定、買い物、役割分担などのプロセスも大事な学習ですので、しっかり学んでほしいなと思います。
学生自治会で企画する初めての野外活動は、話し合いの結果、2班に分かれて実施することになりました。学生が32名となるとなかなか1か所にまとめるのが難しいのは昨年から経験済みで、2か所に希望先を絞って何とか王子動物園とラウンドワンに分けることができました。そこからまたグループ分けをして活動内容を相談。特にラウンドワンではゲームやカラオケ、昼食をどうするかなど決めるのに少し時間がかかりましたが、スケジュールや持ち物を確認して当日を迎えることができました。
王子動物園
とてもいい天気に恵まれて各グループでゆっくり園内を回りました。あるグループは猛獣のコーナーから見学し始め、ゾウやジャイアントパンダを見て、オランウータンやゴリラ、チンパンジーのコーナーをゆっくり回りました。途中1人が自由に休憩してアイスクリームを食べ始めると、自然にみんな食べてくつろぎました。ホントに自由ですね。
その後、カバや草食動物を見て昼食休憩にしました。
お弁当を食べた後は、コアラ舎を見て、動物とふれあい広場で楽しんでからお土産の店に入りました。それぞれお土産を買って大満足。最後に記念写真を撮って解散になりました。
ラウンドワン
ラウンドワンの班は三宮駅から歩いて行き、まずはゲームを30分程度楽しみました。話し合いで20分と決め、ゲーム代金も３ゲームぐらいの600円を持参していきました。その後早めにマクドナルドで昼食をとり、後半はカラオケです。2グループに分かれて約1時間半楽しんで終わりました。
昼食代が800円程度、カラオケ代が920円と結構高くつく計画でしたが、実際は昼食で600円程度、カラオケ代は割引があって600円程度に収まりました。自分たちで計画したのでそのまま実行しましたが、一つ一つの体験を通じていろんなことを学んでいきます。
4月1日に行われた入学式には、学生とご家族、特別支援学校の先生にも多数ご出席いただきました。
新入生からのあいさつでは、２年間で学びたいこと、やってみたいことを発表しました。
2年生と一緒に「鉄人28号」の前で記念撮影！
明るい笑顔と鉄人に負けない力強さを見せてくれました。
エコールKOBE第1期生の卒業式を、地域人材支援センター講堂を会場に開催しました。この事業が始まって2年がたち、14名の学生が成長した青年の表情を見せて、しっかりと証書を手にして卒業していきました。入学のときもそうでしたが、自分たちの手で準備して卒業式を作り上げてきました。
1部の式は新長田地域の方や、卒業生が4月から通う事業所の方、出身の支援学校の先生方など、多数出席いただきました。はじめにグアム卒業旅行のスライドショーを上映し、お礼の報告をしたあと開式。
来賓の祝辞、学園長の式辞のあと一人ひとりに卒業証書を渡し学園歌で1部を終えました。
2部は卒業生の企画で
式の2部は学生の意見で企画してきました。学生の司会進行でまずはエコールの思い出を語りスライドショーで2年間を振り返りました。お母さん方のハンドベル演奏もあり、1年生の贈る言葉と記念品(アルバム)贈呈もありました。卒業生からは一人一人が自分の進路先報告とメッセージがあり、代表のあいさつで式を締めて閉式となりました。最後までエコールKOBEらしい学生主体の卒業式ができたと思います。みんなが笑顔で巣立って行ってくれて素敵な式になりました。
和やかに謝恩会
家族会主催で謝恩会を多目的室で開いていただきました。1年生の学生や家族も参加して立食で軽食を食べたあと、先生方やお母さん、お父さんからの言葉もあって和やかな会になりました。
企画進行していただいた家族会の皆さん、ありがとうございました。
1年生は昨年に続いてUSJに出かけました。狙いは自分たちで行き方も入場チケットの購入も現地でのアトラクションも昼食をとる場所も調べて計画することにありました。
4班に分かれて調べ、計画を立て進めてきました。当日はいつもより早い集合でしたが全員が時間通りに集まり、計画した電車で行きました。
USJでは春休みシーズンということもあって予想以上に人が多く、アトラクションの待ち時間がとても長かったので計画したようにはアトラクションが回れなかった班もありました。それでも13:30からはお土産を買い、キャラクターのぬいぐるみと一緒にたくさん写真を撮って大喜びでした。
3月5～7日にかけて、2年生は卒業旅行でグアムに行ってきました。初めての海外旅行で、パスポートの申請に始まり、関空の下見、ドルへの換金、荷物の準備、一人一人のしおりづくりなどに取り組み、当日を迎えました。
関空での出国手続き、手荷物チェック、グアムへの入国審査など、緊張の連続でしたが、何とか無事にグアムに到着しました。さすがに冬の日本と比較して暑いのでびっくりしました。
1日目は、さっそく水着に着替えてビーチでのマリンスポーツを楽しみました。夜はディナーショーで南国の料理とショーを楽しみました。
2日目はプールでウォータースライダー、水中バスケット、泳げる水族館などで遊び、午後は陸のアクティブティーを楽しみ、夜はチャモロナイトツアーに出かけました、夕食はバーベキューを楽しみました。
3日目は島内観光で海中水族園、恋人岬を巡って、マイクロネシアモールでお土産を買って帰国の途に就きました。
それぞれ素晴らしい体験をし、思い出を作ることができました。
全員が無事旅行に参加できたのは皆様のおかげです。プラス-1を通じて寄付していただいた方々をはじめ、関係者の皆様に感謝したいと思います。
2年生 2.2に発表
研究ゼミ発表会は自分で興味･関心のあるテーマを自由に設定すること、そのテーマ設定の理由を書くこと、研究内容をまとめること、まとめと感想を書くことが求められます。研究を継続してまとめるプロセス、聞く人を意識して発表すること、さらには友達の発表を聞くことなど、それぞれ違う要素が力として求められます。それらを見事に力をつけ発揮した学生たちでした。
発表会には来年度入学予定の生徒さんやご家族、支援学校の先生方の出席もありました。
先に発表した2年生は、昨年に続き2回目ということで慣れていることもあって、ずいぶん落ち着いて発表できました。11人の発表でしたが、日ごろの研究についても昨年以上に研究姿勢がよくなり、まとめに入る手順も早くできました。
1年生 2.16に発表
初めての発表となる1年生は、昨年の入学前に見学していたこともあって、雰囲気は理解できる様子で16人全員が5分の発表時間をほぼ守りながら個性豊かに発表できました。
テーマ設定もスムーズで自分の関心のあるテーマだけに研究ゼミの時間も集中して取り組めていました。全員が先生の応援も受けながらパワーポイントを使った分かりやすい発表が工夫できていました。
渡部先生の講演会も開催
1年生の発表会の後には、神戸大学の渡部先生の講演会を開催しました。参加は職員も含めて約30名でしたが、専攻科の実践の意義について深めることができました。
講演の中では鳥取大学付属専攻科の中での青年の変化を追いながら、具体的に専攻科実践の意味を考える機会になりました。二重の移行支援ということで、学校から社会への移行支援と子どもから大人への移行支援について話があり、青年期の揺れ動きの中で「かけがえのない自分」をつくることについて学ぶことができました。また、参加されたご家族の皆様からエコールでの学生の変化についてお話いただきより深めることができました。
総合運動公園のグランドを借りて、初めてのマラソン大会を開催しました。学生から出た要望で自治会が準備や運営を担って成功させました。1500m、3000m、5000mに分かれての参加でした。当日は天気にも恵まれ、それぞれが真剣に精一杯走る姿が印象的でした。
今年度最後となった野外活動は話し合いの結果、2か所になりました。三宮センター街で好きなお店を回っていくグループと、北野･異人館をめぐるグループに分かれました。さらにそれぞれが二班に分かれて活動計画を立てました。
三宮センター街の一つの班は、ジュンク堂で過ごして中華街で昼食、午後はサンプラザ西館でアニメショップなどに入り三宮で解散。もう一つの班は市役所の高層階にのぼってからセンター街で昼食、そのご中華街を散策して元町駅で解散。
北野･異人館の一つの班は、シティループバスに乗って異人館まで行き風見鶏の館、北野天満神社を回ってマクドナルドで昼食後、生田神社を見学して三宮で解散。一方の班は、北野･異人館を散策後、新神戸周辺で外食をして新神戸での解散という計画で活動しました。
それぞれに楽しんでの1･2年合同最後の野外活動になりました。